CarbonのWebポータル「IP Exchange」でMentor製「8051」CPUコアモデルの供給開始
2011年4月5日、ESLソリューションを手掛ける米Carbon Design SystemsとMentor Graphicsは、CarbonのWebポータル「IP Exchange」でMentor製「8051」CPUコアモデルの供給を開始したことを発表した。
発表によると、Carbonが各種ESLモデルの供給手段として運用しているWebポータル「IP Exchange」の製品ラインナップとして、今回新たにMentor製「8051」CPUコアモデルが追加され、 8051、8051W、8051EWのCarbonモデルが供給される事になった。
「Carbon IP Change」は、ユーザーがモデルの提供元のIPベンダと直接的に契約を行う事なく、ワンパスで100%CA精度のCarbonモデルを入手できるクラウドベースの仕組みで、モデルの使用権はCarbonのバーチャル・プラットフォーム作成環境「SoC Desginer Plus」にバンドルされる。
既に「Carbon IP Change」を通じて、ARM、Cadence(Denali)、Elliptic Technologies、 MIPS Technologies、Tensilica、VeriSilicon、VivanteのCarbonモデルが提供されており、これらは全て実際のRTLコードから生成されたモデルとして100%のCA精度が保証されている。ユーザーはこれらモデルをCarbonの仮想環境「SoC Desginer Plus」で利用するだけでなく、市販論理シミュレーターでの高速検証にも利用可能。今回供給が発表されたMentorの「8051」CPUコアモデルは、8051の開発環境「uVision」やMentorのデバッガ「Questa Codelink」と繋いでソフトウェアのデバッグにも利用できるという。
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