Xilinxが専用開発環境 ISE Design Suite 13をリリース-AXI対応更に強化
2011年3月9日、Xilinxは同社のFPGA専用開発環境「ISE Design Suite 13」のリリースを発表した。
Xilinxによると新たな「ISE Design Suite 13」は、同社最新の28nmFPGA 7シリーズをサポートし、7シリーズ向けのIP-XACT対応のプラグアンドプレイIPを提供するほか、新たなチーム設計のメソドロジや新たなシミュレーション機能およびモデルが盛り込まれている。
検証面では、開発中のブロックはそのままにした状態で実装済みのブロックのみをテストすることが可能なリアルタイム シミュレーション機能が実装され、オプションとしてARM AXI Bus Function Model向けのシミュレーションモデルが用意された。このシミュレーションモデルは、業界初となるAXI3およびAXI4をサポートする暗号化技術 IEEE P1735準拠のモデルで、主なサードパーティ製シミュレータと相互運用性があるという。
また、IP-XACT対応のプラグアンドプレイIPの利用においては、今回のバージョンアップで新たに AXIインターコネクトの環境設定オプションが用意され、AXIベースのデザインのカスタマイズと実装がより効率的に実行出来るようになった。
「ISE Design Suite 13」はすでに出荷中で米国販売価格は2995ドルから。30日間の無料評価版も提供されている。