CarbonがAMBA TLM-2.0 Modelingキットを無償提供
2011年2月17日(少し古いニュースですが)、ESLソリューションを手掛ける米Carbon Design Systems社は、AMBAプロトコルのTLM-2.0 モデリング・ソリューションの提供を発表した。
発表によると、AMBAプロトコルのTLM-2.0 モデリング・ソリューションは、CarbonがWeb上で展開している各種ESLモデルの提供サービス「IP Exchenge」を通じて「無償提供」されるもので、 AMBA 3 AXI3、AHB、AHB-Lite、APB、各プロトコルのモデル(一部独自拡張を含む)がLT(loosely timed)、AT(approximately timed)、CT(cycle-timed)、3つのレベルで用意されているほか、異なる抽象モデル間のブリッジやARMの提供するコアモデル「Fast Models」のPVインタフェースに接続出来るアダプタ、ドキュメントなどが用意されている。
提供されるモデルは、ARMの協力を得てCaabonが開発したもので、Carbonは、あらゆるSystemC環境上で動くAMBAプロトコルの「TLM-2.0 モデル」をリリースすることで、開発現場におけるモデルの互換性の問題を解消すると同時に自社の各種ESLモデルの流通促進を狙っている。