パワマネICの英CamSemiがカスタムIC設計ツールをMentor製品に乗り換え
2011年3月11日、Mentor Graphicsは、パワー・マネジメントICを手がける英CamSemi社が、カスタムIC設計・検証フローを刷新しMentor製品に置き換え事を発表した。
発表によるとCamSemiは、設計プロジェクトの最終段階でカスタムIC設計・検証フローの移行を実施。プロジェクトのスケジュールに影響を与えること無く、既存のツールフローからMentor製ツールをベースとした設計・検証フローに移行した。
CamSemiが採用したのは、カスタムIC設計環境「IC Station」、ミックスドシグナル・シミュレーター「Questa ADMS」、SPICEシミュレーター「Eldo Classic」で、Mentorのコンサルティング部隊がCamSemiの設計チームと協力して、既存IPデータ、ライブラリーの変換、トレーニングを実施し、CamSemiの環境移行を成功させた。フローを刷新したことでCamSemiは、シミュレーション・スループットを従来の2倍に改善出来たという。
CamSemiはMentorの発表にコメントを寄せているが、Mentorの働きを絶賛している。
通常の事例発表と比べると珍しい。