ARM売上報告、10年10-12月は前年比28%増の1億7960万ドル-過去最高の売上記録
2011年2月1日、アームは、2010会計年度第4四半期(2010年10-12月)の売上を報告した。
アームの2010会計年度Q4 (2010年10-12月) の売上は、前年比28%増の1億7960万ドルで四半期売上記録を更新。営業利益は前年比47%増の約5500万ドルを計上した。
アームは2010年度の全ての四半期で前年比2ケタ増の売上を記録。2010年の売上合計は前年比29%増の6億3130万ドルで、当然ながら過去最高を記録した。
アームによると、このQ4で新たに35件のプロセッサ・ライセンスを獲得。NVIDIAもCortex-A15と次世代アーキテクチャの契約をしている。ARM搭載チップの出荷数は約18億個、うち11億はスマートフォンなどのモバイルデバイス、うち7億はゲームやテレビ、カメラなどの家電とクルマに利用されているという。
尚、ライセンスの売上は、Q4で前年比46%増の6540万ドル、2010年全体で前年比27%増の2億820万ドルを記録。契約の内訳を見るとQ4においては、Cortex-A、Cortex-M、そしてMaliが好調でこの3種の契約数が全体の7割以上を占めている。この傾向は前期Q3から変わらない。ユニット出荷数では依然ARM7と9が8割以上を占めており、モバイル向けが6割以上となっている。
ちなみにARMの従業員数は1889名でこの1年間で179名増えた。