2010年世界半導体売上合計は過去最高の2983億ドル(前年比31.8%増)
2011年1月31日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2010年12月の世界半導体売上高を発表した。
SIAの報告によると、2010年12月の世界半導体売上高は251億5000万ドル。前年同時期比約12.2%増、前月比約3.0%減という統計結果となった。
2010年の世界半導体売上高の合計は2983億2000万ドルで過去最高を記録。2009年度の売上と比較すると31.8%増、2008年度と比較しても約20%増であった。
2010年は4月-9月にかけて単月の売上記録を6ヶ月間更新し続けたが、9月をピークに失速し売上は下降曲線に。当初SIAは年間売上合計の予測を3005億ドルに上方修正していたが、3000億にはギリギリ届かなかった。
尚、世界半導体売上における市場シェアは、1位アジア51%、2位アメリカ18%、3位日本16%、欧州13%となっている。
SIAをはじめ各種調査機関は、2011年の半導体市場は1ケタ成長と予想している事を考えると、今年の3000億ドル超えはほぼ確実。その予測が控えめである事を祈りたい。