米ファブレスZoranがEVEのエミュレーション環境「ZeBu-Server」を採用
2011年1月25日、ハードウェアベースの検証ソリューションを手掛ける仏EVE社は、デジタルTV向けLSIをはじめとした各種コンシューマ製品向け専用チップを手掛ける米Zoran社が「ZeBu-Server」を採用した事を発表した。
EVEによるとZoranは数百万ゲートクラスのマルチファンクションSoCの検証用にEVEのエミュレーション環境の最高峰「ZeBu-Server」を採用。Zoranでは、発表されたばかりのZebuの新デバッグ機能「CSA(Combinational Signal Access)」も既に利用しており、同機能は複雑な画像向けパイプラインを構築するマルチコアおよびメモリのデバッグで重要な役割を果たしているという。
EVEの「ZeBu-Server」はリリース以降、順調に導入実績を伸ばしており昨年1年間で30セットを販売。既に半導体上位6社のうち5社の検証フローに導入されているようだ。