高精度RC抽出ツールのSilicon Frontline、顧客数を30に伸ばして2010年終了
2011年1月25日、高精度RC抽出ツールを手掛ける米Silicon Frontlineは、同社の2010年実績を発表した。
発表によると同社は2010年Q4(10-12月)に複数の新規顧客を獲得して2010年を終了。その顧客数は計30社に達しており、半導体上位30社のうち10社が同社の寄生抽出ツールを採用しているという。
Silicon Frontlineの製品は、パワーMOS混載チップ用高精度・高速抽出/解析ツール「R3D」、大規模・超高速3D寄生素子抽出ツール「F3D」の2種類あり、「F3D」はアナログ/ミックスシグナル、CMOSイメージセンサー、高速インターフェース、メモリ向けの高精度RC抽出ツールとして提供している。3Dフィールド・ソルバーでありながら高速な処理を実現しているのが同社製品の特徴で、「F3D」はTSMCおよびUMCにQualifiedツールとして認定されている。