2010年Q3(7-9月)世界EDA売上は前年比11.9%増の13億700万ドル:訂正あり
2011年1月5日、米EDA Consortiumは、2010年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2010年Q3(7月-9月)の世界のEDA売上総額は、前年比11.9%増の13億700万ドル。前期2010年Q2に続いて3四半期連続で前年比増となった。前期2010年Q2売上に対しては6.9%増だった。
分野別売上でみると、IP分野の売上が前期の前年比35.3%増に続いて今期も24%増と大幅アップ。CAEおよびIC Physical Design & Verification分野も前年比2ケタ増の伸びを示した。サービス分野については、売上下降の流れを継続しており、今期も前年比6%減。この1年間のアベレージは前年比12.8%減となっている。
地域別でみると、アジアその他地域が絶好調を継続し、前期の前年比41.7%増に続いて今期も34.6%増を記録。北米、ヨーロッパも前年比増を記録する中、日本市場だけは前期Q2に続いて前年割れの7.1%減だった。
2010年Q3時点でのEDA業界の従業員数は26474人で、前年同時期と比較すると1.9%増となっている。
2010年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 5億1280万ドル 13.9%Up
■IC Physical Design & Verification分野 2億9160万ドル 11.8%Up
■IP分野 2億9850万ドル 24.0%Up
■サービス分野 7850万ドル 6.0%Down
■PCB/MCM分野 1億2570万ドル 5.4%Down
2010年Q3地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 5億7720万ドル 12.9%Up
■ヨーロッパ 2億2430万ドル 9.9%Up
■日本 2億3120万ドル 7.1%Down
■アジアその他地域 2億7430万ド34.6%Up