Siemens、PCB設計環境をMentorのExpedition Enterpriseベースに拡張
2010年12月22日、Mentorは、SiemensのBuilding Technologies DivisionがPCB設計環境「Expedition Enterprise」を採用した事を発表した。
発表によるとSiemensのBuilding Technologies Divisionは、これまでPCB設計環境としてMentorの「Board Station」や他社のツールを利用していたが、「Expedition Enterprise」ベースのPCB設計フローを評価した結果、同環境への移行を決定。合わせてPCB設計におけるシグナル・インテグリティ解析とパワー・インテグリティ解析についてもMentorの「HyperLynx SI」、「HyperLynx PI」を採用し、スムーズな移行に成功した。
Expedition Enterpriseは、2005年に発表された大手エレクトロニクス企業向けのシステムで、IP管理、サプライチェーン統合、複数の拠点に展開する設計チームの管理等、グローバルな企業の抱える課題に対応するPCB設計の統合環境。設計者の生産性と設計チームのコラボレーションを改善すると同時に、企業全体のコミュニケーションも促進するとうたわれている。