東芝がフラッシュメモリのサインオフ・シミュレーションにMagmaの「FineSim」採用
2010年11月30日、Magmaは、東芝がフラッシュメモリのサインオフ・シミュレーションに同社の「FineSim」を採用したことをは発表した。
発表によると東芝は、Magmaの回路シミュレータ「FineSim Pro」を、同社のNAND型フラッシュメモリの開発向けに採用。サインオフ・シミュレーションのツールとして使用する。
Magmaの回路シミュレータ「FineSim Pro」は、ネイティブmulti-CPU技術を搭載しており、複数CPUの分散処理によるフルSPICE精度の高速処理がウリ。アナログ向けのトランジスタ・レベル・シミュレーションも可能。Magmaは今年5月にこの「FineSim Pro」を組み込んだメモリ・キャラクタライゼーション・ツール「SiliconSmart ACE」を発表している。
株式会社東芝 セミコンダクター社、メモリ技師長、百冨正樹氏のコメント:
「最先端の技術や機能を搭載する東芝のNAND型フラッシュメモリ製品は、さまざまなアプリケーションに対応するよう、差別化されています。このため、信頼性の高い製品を最初に市場に投入することが必須条件となっています。マグマ社の統合された回路シミュレーション・プラットフォームは、単一ツール内で、優れた性能と精度のトレードオフが可能なため、当社の全体的な設計生産性を向上しています。」