2010年9月20日、シノプシスは、同社の回路シミュレータ「HSPICE」の新たな並列処理技術「HSPICE Precision Parallel Technology(HPP)」を発表した。
発表によると新たな並列処理技術「HPP」を搭載した「HSPICE 2010」は、最新のマルチコア・マシンに合わせて並列処理機能を強化。収束アルゴリズム、アナログ解析機能、PDKサポートなども強化しており、効果的なメモリ管理機能によって、1000万エレメント以上のポスト・レイアウト回路のシミュレーションが実行できる。
先行ユーザーの中国のASSP大手HiSilicon社では、「HSPICE 2010」の並列処理技術によってアナログ設計ののシミュレーションを7倍高速化。数日間要していたシミュレーションを「HPP」による8コアでの並列処理で僅か8時間に短縮できたという。
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