2010年9月7日、カスタム設計環境とHDLデバッグ環境を手掛けるSpringSoftは、MicroSoft社のゲーム機「Xbox」の開発チームが最新のチップ設計でデバッグ・システム「Verdi」を利用した事を発表した。
発表によるとXboxの開発チームは、XboxのGPUとCPUの設計でSpringSoftの「Verdi」を使用。
その設計規模と複雑さから、これまでにない検証課題に対処するために「Verdi」の導入を決断した。結果、「Verdi」のデザイン自動トレース/比較機能などを駆使してデバッグ工数を半減。エラー検出に大きく貢献した。
Xboxに関する詳細は明らかにされていないが、発表のタイミングからすると今回「Verdi」を利用して設計されたのは、9/9から発売されるXboxの新型モデル 「Xbox 360 4GB」かもしれない。同機は初期型のXboxよりも大幅な機能向上が実現されている。
Microsoft社、XBOXグループ、検証シニアエンジニア、Nguyen Le氏のコメント:
「Verdiは、当社の最新設計の複雑な部分のデバッグ時間をほぼ半減しました。デザイン全体をトレースし比較を行うVerdiの自動化機能は非常に重要で、場合によってはECOループ全体を短縮してくれました。イベントの発生順序に起因するような問題を追跡する工程はきりがありませんが、Verdiを使用することにより迅速にエラーを特定し、修正することができます。」
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