2010年9月1日、メンター・グライフィックスは、同社の顧客である東芝情報システムが、高位合成ツール「Catapult C」の利用を拡大した事を発表した。
発表によると東芝情報システムは、オーディオ、通信、画像処理など次世代ASICの設計向けに「Catapult C」の配備を拡大。その背景には、RTLベース設計からアンタイムドな C++/SystemCをベースとした設計へシフトしていこうという考えがあるようだ。
東芝情報システムでは、2007年からメンターの「Catapult C」を採用しており、同社の提供する特徴抽出ハードIP「FocusNavi」の設計にも「Catapult C」を適用。そのコアとなる固有値分解アルゴリズムをC++から合成し、回路の周波数と面積を維持しつつ、パフォーマンスを約5倍に向上させた実績を持つという。
発表には、「設計者は、不安なくRTL設計にCatapult Cを使用している」という東芝情報システム担当者のコメントが記載されている。
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