2010年6月1日、カスタム設計環境とHDLデバッグ環境を手掛けるSpringSoftは、同社のカスタムIC設計環境「Laker」がTSMCに採用されたことを発表した。
発表によるとTSMCは、ミックスドシグナル、メモリ、I/Oデザイン向けに「Laker」を採用。複雑なカスタム回路のレイアウト時間削減を狙う。
当然ながらSpringSoftのカスタムIC設計環境「Laker」は、TSMCのオープンPDK「iPDK」をサポートしており、SpringSoftはその仕様策定にも関わっている。
TSMC社、デザイン・メソドロジおよびサービス・マーケティング担当副ディレクタ、Tom Quan氏のコメント:
「 当社のICデザイン・チームは、今日の非常に厳しいカスタムチップ開発、設計可能性の最前線に立っています。このような多種多様かつ複雑な設計に対応するために、当社は絶えず、設計の障壁を克服する上で役立つLakerレイアウト・システムのようなツールやメソドロジを採用し、当社の設計環境の調整に心を砕いています。」
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