2010年6月10日、シノプシスは、高位合成ツールベンダSynforaの買収を発表した。
買収金額など詳細は明らかにされていないが、シノプシスによるSynforaの買収は完了。
シノプシスは自社のESLソリューションにSynforaの高位合成技術を取り込む事になる。
シノプシスは、Synforaの持つC/C++からの高位合成技術はFPGAプロトタイピング・ソリューションの強化にも繋がるとしており、Synforaの合成からSynplifyを用いたFPGAインプリメントのパスを示している。
シノプシスは買収したシンプリシティのDSP合成ツール「Synplify DSP」の合成技術をベースに開発した高位合成ツール「Synphony」を持っているが、この製品はMatlabのMコードからRTLを自動合成するもの。今回のSynforaの買収によってシノプシスは、Matlabからの合成に加えてC/C++からの合成技術も獲得する事になり、既にC言語からの高位合成ツールを提供しているケイデンス、メンター、フォルテと対峙する事になる。
|ページの先頭へ|