パワー/熱解析の仏DOCEAが製品強化、資金調達、コラボレーションを発表
2010年5月26日、6月2日、6月8日、システムレベルからのパワー/熱解析ソリューションを手掛ける、仏DOCEA Powerは、立て続けに3つのプレス発表を行った。
発表によるとDOCEAは、パワーの見積りおよび管理を実現する「ACEplorer」とモデリング環境「AcePowerModeler」をそれぞれ機能強化。
新たにハード開発/ソフト開発双方においてパワーモデルが開発出来るようになり、プロジェクト全体を通じて開発したパワーモデルを共有できるプロジェクト管理機能が備わったほか、バーチャル・プラットフォームからVCDファイルを通じてタイム・アキュレートなシナリオをインポート出来るようになり、ソフト開発の初期段階で消費電力を見積もれるようになった。
また、モデリング環境「AcePowerModeler」においては、システムレベルでのパワーモデリング機能の他に、より下位のシミュレーション結果やキャラクタライゼーション・データからパワーモデルを生成できるようになった。これらは、既存資産を用いた設計に対応するためのソリューションとなる。
これら新機能は来るDAC2010にて披露される。
また、DOCEAは、ベンチャー・キャピタルより150万ドルの資金調達に成功したほか、同じフランス勢でESLツールを提供するCoFluent社とシステムレベルのパワー・アーキテクチャ探求に関するコラボレーションを発表。詳細は明らかにされていないが、両社の製品「ACEplorer」と「CoFLuent Studio」が相互運用可能になるようだ。
|ページの先頭へ|