2010年6月7日、フォーマル検証ツールを手掛ける独OneSpin Solutionsは、同社のアサーションベース検証ツール「360 MV」が4ステートX解析およびX検証をサポートしたことを発表した。
ワンスピンによると、今回バージョンアップの機能強化により、未知、未定義または「ドントケア」の信号値(X)とそれら(X)のデザイン内への伝播を網羅的に解析することが可能となり、データの破損やコントロールパスの分断に繋がる(X)の完全な可視化および(X)の伝播の完全なトレースを実現できるという。
同社VP Product MarketingのMichael Siege氏は、「合成前に設計のXに対するロバスト性を確認することができるため、後段のゲートレベルシミュレーションでの手間を削減することができます。」と語っている。
ワンスピンは発表した「360 MV」の新機能(4ステートX解析およびX検証)を来るDAC2010にて公開の予定。
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