第47回DAC(Design Automation Conference)に出展していたAMIQ社のブース・レポート。
AMIQ Consultingは、2003年設立の機能検証を主体とした、ルーマニアのコンサルティング会社で、創立メンバーにはケイデンスに買収された元Vericityのメンバーらが含まれている。
同社が検証サービス用の内製ツールとして開発した「DVT」は、e言語とSystemVerilogをサポートする検証エンジニア向けのフロントエンド環境でEclipseをベースとしている。「DVT」のエディタには、シンタックス・チェック、リント・チェック、クラス・トレース等の機能が統合されていて、コードのリビジョン管理も可能。一般的な市販シミュレーターと連携させて運用する事が可能で、検証メソドロジOVM、VMMをサポートしている。
※下の画像は「DVT」のエディタGUI画面
DACでは、「DVT」が新たに検証メソドロジ「UVM」をサポートした事を発表。合わせて「DVT」に新たに実装した「OVM to UVM Migration Wizard」を展示していた。同ウィザードを利用すると自動的にファイルのリネームやスクリプトのアップデートなどを実行し、OVMのプロジェクト・ファイルをUVM形式に変更してくれるという。
話によると既に北米市場では複数の顧客を獲得しており、安価な環境なため複数ライセンスの一括販売に成功している。日本国内では未だユーザーは存在していないが、既に製品評価を進めている企業があるとの事。日本では株式会社シンコムが販売代理店を務めている。
※下の画像の人物は「DVT」開発マネージャーの Adrian Simionescu氏
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