2010年4月6日、マグマは、TSMCが同社のサインオフ・フローにマグマの「Quartz™ DRC」と「Quartz LVS」を採用した事を発表した。
発表によると「Quartz™ DRC」と「Quartz LVS」が採用されたTSMCのサインオフ・フローは、現在65nmデザイン向けに利用されているフローで、採用にあたってはフィジカル検証ツールとしての機能・性能(特に処理速度)もさることながら、リーズナブルなツールの導入コストもTSMCの要求にマッチしたようだ。
「Quartz™ DRC」と「Quartz LVS」は、昨年2月に大きなバージョンアップがあり、複数マシンによる分散処理や他社フィジカル検証ツールのファイル読み込みが可能となった。これにより顧客は、既存フローへの導入が楽になり、フィジカル検証に要する工数(ツールのランタイム)も大幅に削減できる。
「Quartz™ DRC」と「Quartz LVS」は、当然ながらマグマのインプリメント環境「Talus」とシームレスに繋がるが、他社インプリメントツールとの連携も可能。
「Quartz™ DRC」は、TSMC以外にもCommon PlatformのIBM、サムスン、CharterdやUMC、NXPなどがBIGユーザーとして導入しているという。
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