2010年4月6日、エレクトロニクス業界向けのハード設計管理ソリューションを提供する米ClioSoftは、SoC組み込みメモリソリューションの米MoSysが同社の設計管理ツールを全社採用した事を発表した。
今回MoSysが採用したのは、ClioSoftの設計管理ツール「SOS Enterprise Edition」で、元々使用していた「SOS viaDFII HCM」の実績を踏まえての採用。同社は、「SOS viaDFII HCM」を用いてCadence Virtuoso AMSデザインデータの管理を行い設計生産性の改善を実現していた。
「SOS Enterprise Edition」は、多拠点にまたがる分散設計の管理や複数ツールのデータ管理、設計データのバージョン管理など、統合的なプロジェクト/データ管理機能を持ち、シノプシス、ケイデンス、メンター、スプリングソフトの各社カスタムIC設計ツールのデータを統合する機能をデフォルトで備えている。
また、上記ベンダ以外のツールが扱う設計データでも、UDMA(Universal Data Management Adaptor)という機能によってデータの統合と管理が可能。「SOS」は、非常に低価格なソリューションでありながら生産性向上効果が高く、世界各国のエレクトロニクス関連企業で利用されている。
日本国内では、様々なEDAツールと設計サービスを提供している株式会社シンコムが代理店としてClioSoft社の製品を販売している。
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