2010年4月27日、メンター・グラフィックスとLauterbachは、組み込みソフトウェアの開発とデバッグに関するコラボレーションを発表した。
発表された両社のコラボレーションは、メンターのエミュレーター「Veloce」を用いて行われるSoCおよび組み込みシステムのソフトウェア開発を効率化するもので、複雑なSoC開発のTAT短縮をゴールとしている。
具体的には、世界的なシェアを誇るLauterbachのマイクロ・プロセッサ開発ツール「TRACE32」と「Veloce」の接続が可能となり、「Veloce」上に構築された仮想的なハードウェアをベースとした組み込みソフトの開発およびデバッグに「TRACE32」が使えるようになる。
「TRACE32」は、ワールドワイドで80,000シートの出荷実績(2008年度実績)を持つ、多様なプロセッサをサポートするマイクロ・プロセッサ開発ツールで、EDA分野との接点としては、シノプシス社の仮想開発環境(Platform Architect、CoMET、Innovator)とも繋がっている。
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