2010年4月28日、ザイリンクスは、ARM Cortex-A9 MPCoreベースの新FPGAプラットフォーム「ザイリンクス エクステンシブル プロセッシング プラットフォーム」を発表した。
今回発表されたザイリンクスのARM Cortex-A9 MPCoreベースのプラットフォームは、最高800MHzで動作するデュアルコア・プロセッサと業界最高峰の性能を実現する28nmFPGAの組み合わせによって、性能要求が高まる一途の各種アプリケーション・システムの性能向上を効率的かつ容易に実現するもので、プロセッサとプログラマブル・ロジックが「AMBA-AXI」バスによって繋がっているところが特徴。これにより、一般的なコ・プロセッサ手法で起こりがちなI/Oボトルネックを回避する事が可能となり、プロセッサ-プログラマブル・ロジック間の機能トレードオフも容易となる。
また、ザイリンクスは、FPGAを用いたシステム性能の向上を促進すべく、従来から力を入れているCコードからのFPGA合成ツールを利用するためのインフラ整備を強化。ポピュラーなCtoFPGAツールへのオープンサポートを備えたGNUベースのコンパイラ、デバッガ、ドライバ類を独自に提供していく計画だという。
ザイリンクス エクステンシブル プロセッシング プラットフォームを用いた新製品の詳細は、2011年中頃に明らかにされる予定で、製品化され利用できるまでには少々時間がかかりそうだ。
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