2010年4月28日、ザイリンクスは2010会計年度第4四半期(10年1-3月)の売上を報告した。
ザイリンクスの2010会計年度Q4 (10年1-3月) の売上は、前年比34%増、前期(Q3)比3%増の5億2900万ドルで、前Q3に続いて四半期売上の最高記録を塗り替える好結果になった。純利益は前年同時期のほぼ倍の1億4850万ドルで、前Q3比約4割増だった。
ザイリンクスの2010会計年度の売上合計は18億3000万ドルで、2009会計年度の結果とほぼ同額。純利益は僅か1%減の3億7500万ドルだった。
売上の内訳としては、ニュープロダクトに分類される65nmFPGA「Virtex-5」の売上が最も多く、昨年よりも倍増。今後はより高性能かつ低消費電力を実現する40nmFPGA「Virtex-6」および「Spartan-6」の両新製品ファミリで攻勢をかけていく。
地域別の売上でみると日本市場売上は前年比35%増。ヨーロッパは前年比48%増と大きく売上を伸ばした。しかし、市場規模でみると日本市場の売上はザイリンクス全売上の僅か8%で、ここ最近の傾向としては北米・日本における売上が減り、ヨーロッパ・アジアの売上が伸びている。マーケット別では通信分野における売上が全体の47%と大きなウェイトを占めている。
ザイリンクスは、2011年度も成長は継続し5?9%の売上増を見込んでいる。
|ページの先頭へ|