2010年4月20日、オープンなPDKの普及に取り組むIPL(Interoperable PDK Libraries) Allianceは、同団体のメンバーにSTARCが加わったことを発表した。
※STARC:株式会社半導体理工学研究センター
発表によると、STARCはIPL Allianceの提供するオープンなプロセス・デザイン・キット「iPDK」を採用し、メンバー企業への普及をサポートしていく予定。
「iPDK」は、EDAツールを問わずに利用できるプロセス・デザイン・キットの普及を目的に作られたもので、今年2月に90nmプロセスをターゲットとしたリファレンス「IPL 1.0」が発表されたばかり。
IPL Allianceの活動は、固有のPDKで顧客の囲い込みを行うこれまでの大手ベンダのスタイルに風穴を開けるもので、ビジネス的な思惑も背景にあるようだが、ユーザーにとっては標準化されたPDKが利用できるメリットは大きい。
STARCの加入によってIPL Allianceのメンバーは計23社となった。
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