2010年4月1日、米EDA Consortiumは、2009年度第4四半期(10月-12月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2009年Q4(10月-12月)の世界のEDA売上総額は、前年比4.2%減の12億6270万ドル。これで2008年Q1から2年間8四半期連続で売上前年割れを記録した事になるが、前Q3の売上と比較すると8.1%増となっており、市場の回復傾向を示している。
最終的に2009年の売上合計額は47億4820万ドルで、前年の52億8540万ドルに対し約10%減という結果に終わった。
分野別売上でみると、全てのカテゴリで前年比減を記録。前期は唯一前年比増を記録したPCB/MCM分野も今期は再び前年割れとなった。
地域別でみると、アジアその他地域は前年比増を達成し、年間を通じて4四半期連続の前年比増を記録。アジア市場の堅調ぶりを示した。その他の地域は全て前年割れとなったが、北米市場は下げ止まり感を見せている。
2009年Q4時点でのEDA業界の従業員数は25995人で、前年同時期と比較すると4.8%減となっている。
2009年Q4の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 4億8230万ドル 3.3%Down
■IC Physical Design & Verification分野 2億9360万ドル 1.0%Down
■IP分野 2億7270万ドル 4.5%Down
■サービス分野 8270万ドル 16.4%Down
■PCB/MCM分野 1億3140万ドル 3.4%Up
2009年Q4地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 5億6080万ドル 1.4%Down
■ヨーロッパ 2億5520万ドル 12.1%Down
■日本 2億3630万ドル 9.6%Down
■アジアその他地域 2億1030万ドル 6.3%Up
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