2010年3月10日、メンター・グラフィックスは、同社の提供する検証ライブラリ「MVC」が先頃発表されたARM AMBA 4仕様をサポートした事を発表した。
メンターのMVC(Multi-view Verification Components)は、検証メソドロジOVM準拠の検証コンポーネント・ライブラリで、検証IPとして検証環境の構築に用いられる。同ライブラリは、システムレベル、TLMレベル、RTLレベルの各検証に対応した単一の検証IPで、これを利用すればテストベンチの作成工数を削減可能。同社のシミュレーター「Questa」を用いた検証環境を短期間で構築でき、各設計抽象度において一貫したカバレッジの高い機能検証を実現できる。
今回のMVCによるAMBA 4仕様サポートにより、設計者はAXI4、AXI4-Lite、AXI4-Stream用の検証IPが利用可能となり、これらインタコネクト・プロトコルを用いたデザインの機能検証を迅速に実施できるようになる。
ARMのAMBA 4仕様は今月3/8に仕様が発表されたばかりのAMBA 3の拡張インタコネクト・プロトコル仕様で、FPGA実装向けの拡張が主な拡張として挙げられている。
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