2010年3月5日、SystemC言語からの高位合成ツールを手がける米Forte Design Systems社は、たデータパス合成ツール「CellMath Designer」および演算器IP「CellMath IP」の最新版のリリースを発表した。
「CellMath Designer」および「CellMath IP」は、データパス集約型のデザインブロックにおけるパフォーマンス向上、面積削減、消費電力削減を狙うもので、フォルテが昨年9月に買収を発表したAlithmatica社が開発した製品。
買収後数カ月の速さで実現された今回のバージョンアップでは、「CellMath Designer」の更なる自動化、合成するRTLコードの最適化、マルチプレクサ合成機能の拡張などが実施されたという。
「CellMath Designer」は既に国内にもユーザーが存在しており、昨年11に開催されたフォルテのユーザー交流会では、株式会社デジタルメディアプロフェッショナルの大渕氏がユーザーとして事例を講演。同社のグラフィックIP開発にて浮動小数点演算器生成ツールとして「CellMath Designer」および「CellMath IP」を採用したところ、コア面積の削減に成功。SystemCモデルとの合わせ込みも不要となり、検証が楽になったという。
「CellMath Designer」の米国販売価格は年12万ドルから。
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