2010年3月24日、シノプシスは、ルネサス テクノロジが28nmプロセスのフローでシノプシスのOPC(光近接効果補正)ソリューション「Proteus」を採用したことを発表した。
シノプシスによると、ルネサスによる「Proteus」の採用は45nmプロセスの開発フローに続くもので、プロセス・ウィンドウを考慮した高精度なOPCが求められる28nmプロセスにおいて「Proteus」は所望の補正精度を達成した。
「Proteus」は、他社の専用ハードウェアを用いたOPCソリューションと異なり、汎用ハードウェア・プラットフォーム上で運用するOPCソリューションで、リソグラフィー・シミュレーション・エンジンはx86アーキテクチャ向けに最適化されている。そのため、x86 CPUの性能向上に応じてOPC処理の速度を向上でき、利用するCPU数に応じて処理速度を直線的に向上可能。
CPUの性能進化とコンパクト・フィジカル・モデルを用いたシミュレーション・アルゴリズム改善の組み合わせによって、「Proteus」の処理性能は過去3年間で12倍向上しているという。
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