2010年3月10日、マグマは、静的タイミング解析とモンテカルロ・シミュレーションの新製品2製品を発表した。
発表されたSTA(静的タイミング解析ツール)は「Tekton」という製品名で、既存のSTAよりも高速、高精度、大容量をうたい、シングルCPUで高速なマルチシナリオ解析が実現できるとしている。また、マルチスレッド機能によって最大24台のCPUでリニアに近いスケーリングも可能。同社の寄生抽出ツール「Quick Cap」の次世代版「QCP」との組み合わせによって、高速・高精度なタイミング解析を実現しているという。
もう一つの新製品「FineSim Fast Monte Carlo」は、独自の統計技術と「dynamic error-controlled algorithms」により、従来のモンテカルロ・シミュレーションよりも高速・高精度な統計解析が可能。マグマの並列技術を用いることで最大100倍の高速処理を実現出来るという。
尚、「FineSim Fast Monte Carlo」は既にリリースされており、同社の回路シミュレーター「FineSim SPICE」、「FineSim Pro」と合わせて利用可能。「Tekton」は今年6月に正式リリースされる予定となっている。
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