2010年2月8日、カスタム設計環境とHDLデバッグ環境を手掛けるSpringSoftは、同社の自動デバッグ・システム「Verdi」に、パワーを考慮するデバッグ・モジュールを新たに追加したことを発表した。
SpringSoftによると、新たなパワー考慮のデバッグ機能は、低消費電力化設計のための制約フォーマット「UPF」および「CPF」をサポートしており、デザインにおけるパワー・インテントを理解し、予期しないデザイン動作が論理によるものか、パワー関連問題によるものかを判断する事が可能。パワー関連のエラー原因の視覚化、トレーシング、解析を自動化することができる。
※UPF:United Power Format
※CPF:Common Power Format
RTLレベルで利用できるパワー考慮のデバッグ環境は今のところ「Verdi」のみで、既にベータバージョンが大手半導体企業数社で使用されているという。
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