2010年2月23日、I/Oレイヤ生成、レジスタ管理などチップ・インテグレーションに関するソリューションを展開しているアイルランドの新興ベンダDuolog Technologiesは、同社のシステム設計ツール「Socrates」によるOVM検証環境の自動生成機能を発表した。
※OVM:Open Verification Methodology
発表によるとDuologは、複雑なSoC,ASIC,FPGAのチップ・インテグレーション・プラットフォームとして売り出している同社の「Socrates」に、新たに検証メソドロジOVMベースの検証環境を自動生成する機能を搭載。同機能は、メンターの提供する「OVM register package」バージョン1.0を用いたOVM検証環境を自動生成するもので、これを利用することでユーザーは検証環境の構築ではなく検証そのものに集中できる。
Duologは、昨年競合のBeach Solutionsを買収して以降、製品のラインナップを変更し、現在は「Socrates」という製品名の下で、I/Oファブリック生成(Spinner)、制御レジスタ管理(Bitwise)、チップ・アセンブリ(Weaver)と3種類の異なる製品を展開しているが、XML IP-XACTファイルをインタフェースとしてツールに情報を取り込み、何かを自動生成するという部分は、今回のOVM検証環境の自動生成機能も含めて共通しているようだ。
今回発表したOVM検証環境の自動生成機能に関する詳細は、現在サンノゼで開催中のDVCon2010にて発表されるという。
|ページの先頭へ|