2010年1月5日、検証IPを手掛ける国内ベンチャー、アクティブテクノロジーは、同社の検証IP製品「@VIPシリーズ」がケイデンスのIncisive Enterprise Simulatorに対応したことを発表した。
アクティブテクノロジーは、ARM AMBAバスの検証IPとして、SystemVerilogと検証メソドロジOVMで開発した「AHB@VIP」、「AXI@VIP」、「APB@VIP」の3製品をリリースしており、その動作環境としてメンターのシミュレータ「Questa」をサポート。
今回そのサポート環境をケイデンスのシミュレーター「Incisive Enterprise Simulator」にまで拡張した。いずれのシミュレーターも検証メソドロジOVMをサポートしているため、対応は容易だったという。
検証IPの嬉しさは、決して容易とは言えない検証環境の構築を支援し、SystemVerilogの導入メリットを引き出す点にあり、アクティブテクノロジーでは、汎用的に利用されているAMBAバスにフォーカスして検証IPを充実させている。
これからSystemVerilog/OVMというエンジニアにとっては、頑張って自前で検証環境を構築するよりは、低コストな検証IPを導入してベンダのサポートを受けながら環境を構築する方がより近道かもしれない。
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