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三菱電機、ケイデンスのOVM検証ソリューションで検証を効率化

2010年1月26日、ケイデンスは、三菱電機が同社のOVM SystemVerilogソリューションを採用し、検証期間の短縮とASIC製品の品質向上を達成したと発表した。

プレスリリース文

発表によると三菱電機は、ケイデンスのOVM SystemVerilogモジュール・ベース・ソリューションを採用する事で、ASICのシリーズ開発において検証コンポーネントの40%が再利用可能となり、新たな検証環境の構築期間を30%短縮。検証環境を部品化することで、製品仕様の拡張に対する更新箇所の反映が容易になり検証環境の構築作業を低減できたとしている。

OVMは利用するツール環境を問わないオープンソースのSystemVerilog検証メソドロジとして、利用者を増やしているが、当然ながら利用するツール環境や検証IPなどにより構築される検証環境は様々で、各EDAベンダはシミュレーターにおける機能の違いや検証IPの提供などで、独自のOVMベース検証ソリューションを打ち出している。

ケイデンスはシミュレーション環境「Incisive Enterprise Simulator」を核としたOVMベース検証ソリューションを展開しているが、検証IP「Cadence® Incisive® Verification IP (VIP)」のラインナップ拡大にも力を注いでおり、数十種類ある検証IPを全て利用可能な単一ライセンスも提供している。

日本ケイデンス・デザイン・システムズ社

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2010/01/27 )

 

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