Electronics Design and Solution Fair 2009に出展していた、Synforaのブースレポート。
Synforaは新興ベンダエリアでの出展。CTOのVinod Kathail氏も来日にしていた。
同社の大きなトピックスは、EDSFair2010にて発表した高位合成ツール「PICO」のC++サポート拡張と、昨年発表した新製品「PICO Extreme Power」の初披露。
Synforaによると、今回のC++サポートの拡張により演算子のオーバーロードがサポートされたほか、ホストインタフェース、メモリ・マッピングの強化、ループ構文やポインタのサポート範囲の拡張などなどが実現された。
また、「PICO Extreme」および「PICO Extreme FPGA」の最新のバージョンでは、QOR改善も進められ、合成する回路の面積を最大で8%削減。ザイリンクのDSPユニット向けのマッピング機能も強化されたという。
今回ブースで紹介していた新製品「PICO Extreme Power」は、システムレベルの消費電力最適化を実現する高位合成ツールで、高位合成ツール「PICO Extreme」にダイナミックなPower最適化を実現するマルチレベルでのクロックゲーティング機能が追加されたもの。このツールを使えば、CアルゴリズからRTLを合成する過程でダイナミックな消費電力を最適化することが可能。これまでの事例では、ビデオアプリケーションの合成でダイナミックな消費電力を半減させた事もあると聞いた。
(※図はPICO Extreme Powerによる最適化例)
|ページの先頭へ|