2010年1月26日、SystemC言語からの高位合成ツールを手がける米Forte Design Systems社は、国内ファブレス半導体ベンダのメガチップスが同社の「Cynthesizer」を採用した事を発表した。
発表によると、メガチップスは高位合成ツールの検討にあたり、データパス系回路および制御系回路と異なるデザインで複数の高位合成ツールを評価。その結果、最も優れたRTLコードを生成し、かつ設計資産の再利用が可能なフォルテの「Cynthesizer」の採用を決定した。
メガチップスは、ゲーム機「Wii」、「DS」など任天堂へのLSI供給で有名。デジカメ向けの画像処理LSIや地デジ向けLSIなども手掛けている。今回同社が高位合成ツールの導入を検討したモチベーションは、「LSIアーキテクチャの容易なトレードオフ」にあったようだ。
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