2010年1月6日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、米Berkeley Design Automation社は、昨年2月に市場投入した「Analog FastSPICE Nano™ (AFS Nano)」が米EDN誌「Hot100 Electronic Product」に選出された事を発表した。
Berkeleyの「AFS Nano」は、ブロック単位のアナログ・シミュレーションをターゲットとしたSPICEシミュレーターで、最高5000素子というキャパシティ上の制限はあるものの、上位製品の「Analog FastSPICE」と同じ正確なSPICE精度の高速シミュレーションが可能。その価格設定は年間ライセンスで1900米ドルとなっており、性能とコストの両面で業界の常識を覆す存在となっている。
既に上位製品の「Analog FastSPICE」が、2007年に同じくEDA誌の権威あるアワード「EDN Innovation Awards」を獲得しているが、Berkeleyにとって2009年はアワードの受賞ラッシュで、今回の「EDN Hot100 Electronic Product」のほかに、DACのBest Paper Award、、AlwaysOn Global 250、Silicon India 100を受賞しているという。
尚、Berkeleyの「AFS Nano」以外に、下記EDA製品が今回の2009年「EDN Hot100 Electronic Product」に選ばれている。
・Agilent Technologies 「ADS signal-integrity channel simulator」
・Ansys 「Ansoft SIwave Version 4.0」
・Cadence Design Systems 「Virtuoso APS circuit simulator」
・Jasper 「Behavioral Indexing」
・Mentor Graphics 「Tessent Yield Insight tool」
・OneSpin 「360MV」
・Synopsys 「Custom Designer 2009.06」、「Synphony」、「Yield Explorer」
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