2010年1月14日、米EDA Consortiumは、2009年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2009年Q3(7月-9月)の世界のEDA売上総額は、前年比7.2%減の11億6790万ドル。売上前年割れは依然続いているが(2008年Q1から7四半期連続)、Q3に入り対前年比の減少率は1ケタ台になり、直前のQ2売上と比較するとQ3は若干売上を伸ばした。
分野別売上でみると、ほぼ前期Q2と同等の比率で前年比減を記録。唯一PCB/MCM分野だけが前年比増となった。
地域別でみると、アジアその他地域だけが唯一前年比増。ヨーロッパが前期Q2に続いて前年比2ケタ減を記録。日本は前期20%以上の売り上げ減を記録していたが、Q3では微減に留まった。
2009年Q3時点でのEDA業界の従業員数は25942人で前期Q2と比較すると1.4%減。前年同時期と比較するとこの1年で7.9%減と大きく減っっている。
2009年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 4億5010万ドル 3.3%Down
■IC Physical Design & Verification分野 2億6080万ドル 10.0%Down
■IP分野 2億4070万ドル 10.1%Down
■サービス分野 8350万ドル 20.3%Down
■PCB/MCM分野 1億3290万ドル 1.5%Up
2009年Q3地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 5億1120万ドル 8.0%Down
■ヨーロッパ 2億400万ドル 17.6%Down
■日本 2億4890万ドル 2.3%Down
■アジアその他地域 2億380万ドル 1.6%Up
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