2009年12月8日、シノプシスは、中国のファブレスASICベンダ ハイシリコン・テクノロジ社がEDAツールのメイン・サプライヤにシノプシスを選定したと発表した。
ハイシリコン・テクノロジは、通信ネットワーク/デジタルメディア機器向けのASICを手掛けるファブレス・ベンダで、中国の移動体通信ソリューション大手のHuawei Technologies社のASICデザインセンターが別法人として独立した企業。
ハイシリコン・テクノロジ社は、EDAツールに積極的に投資しており、メンターのエミュレーター導入やケイデンスとの協業なども報じられているが、今回シノプシスとの契約拡張により関係を強化。シノプシスをEDAメイン・サプライヤと選定し、以下のツール利用が可能となった。
・配置配線ソリューション IC Compiler
・論理合成ソリューション DC Ultra
・アダプティブスキャン圧縮合成ソリューション DFTMAX
・多電圧考慮の機能等価性検証ソリューション Formality
・シグナルインテグリティ解析ソリューション PrimeTime SI
・パワー解析ソリューションPrimeTime PX
・RC抽出ソリューション StarRC
・Galaxyデザイン・プラットフォーム
・多電圧考慮の機能検証ソリューション VCS/MVSIM
・高精度回路シミュレータ HSPICE
・多電圧考慮のルールチェッカ MVRC
・アルゴリズム設計/検証ソリューション System Studio
・Discoveryベリフィケーション・プラットフォーム
・DesignWare IPソリューション
?PCI Express 2.0、Super Speed USB 3.0、DDR2、DDR3など
シノプシスは顧客企業との包括的な契約に力を注いでおり、EDAメイン・サプライヤとしての顧客との2009年契約実績は、発表されているものに限り今回で10件目となる。
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