2009年10月20日、ケイデンスは、STARCと共同でSTARCの次世代のアナログ・ミックスシグナル設計向けリファレンス・フロー「STARCAD-AMS」を構築することを発表した。
発表によるとSTARCは、STARC初のアナログ・ミックスシグナル設計向けリファレンス・フロー「STARCAD-AMS」の構築にあたり、そのベースとなる設計ツールを評価。その結果、ケイデンスの「Virtuoso IC 6.1」がSTARCの評価基準を満たしたため、リファレンス・フロー開発プロジェクトの協業先としてケイデンスを選定した。
「STARCAD-AMS」は、歩留まりの高い設計を目指しスケマティック、コンストレイント・ドリブン・レイアウト、プロセスのばらつきなどの機能を含むカスタムIC設計手法をサポートする予定で、STARCの標準設計フローとして採用される。
尚、デジタル・インプリメントフローについては、「STARCAD-CEL」として「PRIDEフロー」と「EAGLEフロー」の2つのフローが存在し、それぞれケイデンスとシノプシスのツールがフローのベースとなっていたが、今回の「STARCAD-AMS」については、カスタムIC設計で強力なシェアを誇る「Virtuoso」べースのフローで一本化されるのかもしれない。
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