2009年10月28日、メンター・グラフィックスとARMは、ARMプロセッサ・コアで動作する「Nucleus RTOS」および「Nucleus Graphics」向けの包括的なソフトウェア開発ソリューションを発表した。
今回のコラボレーションは、カリフォルニア州サンタクララで開催された「ARM TechCon3」において発表されたもので、ARMの開発環境「RealView」とメンターのRTOS「Nucleus」および開発ツール「EDGE」が相互にサポートし合うという内容。
具体的には、メンターが「Nucleus RTOS」およびミドルウェア向けのリファレンス・コンパイラとして採用しているARMの「RealView Compiler」を自社製品ラインアップの一部として販売。NucleusおよびEDGE開発ツールに「RealView Compiler」の評価版を用意する。
ARMは、「RealView Development Suite」内に「Nucleus RTOS」および「Nucleus Graphics 3D GUIテクノロジ」のサンプル・パッケージを用意。「RealView Debugger」でNucleusカーネルのデバッグをサポートし、「ARM Profiler」でNucleusアプリケーションの解析・プロファイリングもサポートする。
メンターは、ここ最近組み込みソリューションへの拡張を積極的に進めており、ARMと組む事でARMユーザーに対する「Nucleus」の拡販を狙う。
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