2009年9月30日、米EDA Consortiumは、2009年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2009年Q2(4月-6月)の世界のEDA売上総額は、前年比15.8%減の11億2550万ドル。前期Q1に続き前年比2ケタ減を記録し、この1年間の売り上げは前年比平均13.9%減と業界は苦しい状況。売り上げ前年割れは2008年Q1から続いており、2009年Q2で6四半期連続。未だ回復の兆しは見えていない。
分野別売上でみると、前期Q1で唯一前年比増を記録していたサービス分野が一気に前年比28.6%減となり、PCB/MCM分野も前年比24.1%減と大きく売り上げを落とした。
地域別でみると、北米市場は前期Q1と比較してさほど大きな変化はなかったが、日本とヨーロッパが前年に対して20%以上の売り上げ減を記録。この1年間(08年Q3-09年Q2)の日本市場の売り上げは平均して前年比17.9%減となっている。
2009年Q2時点でのEDA業界の従業員数は26298人で前期Q1と比較すると1.0%減少した。
2009年Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 4億4970万ドル 12.2%Down
■IC Physical Design & Verification分野 2億7060万ドル 12.8%Down
■IP分野 2億2160万ドル 16.3%Down
■サービス分野 億7780万ドル 28.6%Down
■PCB/MCM分野 1億580万ドル 24.1%Down
2009年Q2地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 5億900万ドル 11.5%Down
■ヨーロッパ 2億1240万ドル 21.1%Down
■日本 2億1780万ドル 21.5%Down
■アジアその他地域 1億8630万ドル 13.1%Down
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