2009年6月16日、ESLツール大手のコーウェアは、ARMベースシステムの新たな最適化設計フローを発表した。
今回発表されたコーウェアの新たな最適化設計フローは、ARMベースシステムにおけるインタコネクトおよびメモリ・サブシステムのパフォーマンス改善を目的としたもので、「CoWare Platform Architect」のユーザーを対象としている。
具体的には、「CoWare Platform Architect」に搭載されるトランザクション・トラフィックの生成機能により、アプリケーションの動的なパフォーマンス負荷を反映したモデルを作成し、そのモデルを用いてインタコネクトおよびメモリ・サブシステムのパフォーマンスを解析。ソフトウェアを入手する前の段階でシステムレベルで最適化を行うというフローとなる。
モデリング→解析→最適化と繋がる一連の最適化フローのミソは、モデリングに対する労力が少なく最低限のモデリングを行うだけでパフォーマンスを確認できる点で、グラフィカルな解析環境も充実しており、トランザクション・カウント、トランザクション・スループット、トランザクション・レイテンシといったパフォーマンス測定が可能だという。
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