2009年4月15日、マグマは、インプリメント設計のフロントエンドツール「Talus Design」のバージョンアップを発表した。
「Talus Design」は、論理合成を中心に自動マクロ配置機能やDFT機能を備える論理設計者向けの環境で、RTL以降のインプリメント設計のフロントエンドツールという位置付け。今回のバージョンアップでは、メモリの使用効率が改善され、以前のバージョンでは分割しなければ困難だった数百万インスタンスのRTLをシングルパスで合成可能に。
また、「Talus Design」以降のフィジカル・デザインフローで使用する「Talus Vortex」と同じスタティック・タイミング・アナライザが搭載され、論理設計と物理設計間のタイミングのミスマッチを削減することが可能となったほか、Volcanoデータベース上で「Talus Design」と「Talus Vortex」がシームレスに連携することで、より効率的な設計データのマネンジメントも可能となった。DFT機能については既存の階層スキャン挿入に加えてサードパーティ製ツールがサポートされた。これにより、他社DFT製品を取り込んだフローを構築できるようになる。
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