2009年4月22日、SystemCのモデリングサービスを手掛けるインドのCircuitSutraTechnologies社は、STARCの「TLモデリングガイド第2版」に準拠したSystemCデモモデルの公開を発表した。
今回CircuitSutraが開発したSystemC デモモデルは、SystemC トランザクション・レベル・モデリングの普及を目指して用意されたもので、同モデルを演習教材として利用することで、STARCの「TLモデリングガイド」を効率的に習得することができる。
具体的には、汎用タイマー、割り込みコントローラ、イニシエータなどがデモモデルの中に含まれており、そのコーディングスタイルに従う事で「TLモデリングガイド」で説明されている、計算機能と通信機能を分離したモデル構造、TLM APIの実装方法、抽象レベルの使い分けなどを学ぶ事が可能。同モデルは、STARCの検証によって「TLモデリングガイド準拠」のお墨付きをもらっており、CircuitSutraのWebサイトより無料でダウンロードする事ができるという。
図は、デモモデルセットで使用している8254タイマのトランザクション・レベルのブロックダイアグラム。
STARCガイドラインで推奨する計算部(コア)と通信部(ラッパ)を分けた構造になっている。
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