2009年3月30日、ESLツール大手のコーウェアは、マルチコア・ソフトウェア開発を対象にした、プラットフォーム・セントリックな新たなソフトウェア解析ツールのリリースを発表した。
発表によると、コーウェアの新しいソフトウェア解析ツールは、ソフトウェア開発者向けの仮想環境「CoWare Virtual Platform」の一部として提供されるもので、ソフトウェア開発における機能検証と最適化を加速。ツールによる作業の簡易化によって、生産性を向上し、製品の早期市場投入と開発コスト削減を実現する。
具体的には、組込みソフト開発者の半数以上が従事していると言われている、マルチコア向けのソフトウェア開発における下記の課題に対応しており、新たなソフトウェア解析ツールを用いることで、ハードウェア完成前の先行ソフトウェア開発をより効率的かつ迅速に進行できるようになる。
・デッドロック、レーシング、データ破損、プロセッサの処理能力不足をはじめとする様々な問題を抱えるソフトウェア機能検証の複雑化
・マルチコア・プラットフォームの能力を最大限活かすための、既存の順次実行型ソフトウェアの最適化
・あるプログラムで不具合が発生すると、別のプログラムにも不具合が生じることに起因する、より包括的なアプリケーション統合テストの必要性
|ページの先頭へ|