2009年3月10日、アナログ/RFおよびミックスシグナル設計向けの検証ソリューションを手掛ける、米Berkeley Design Automation社は、同社の回路シミュレーターAFS(Analog FastSPICE)とAFS Nano(Analog FastSPICE Nano)が米SiTime社に採用された事を発表した。
SiTimeは、水晶振動子に変わるメカ式のMEMS振動子を手掛ける企業で、きわめて高精度が求められる最先端のタイミング回路の検証向けに「AFS」と「AFS Nano」を採用。従来は非現実的または不可能とされていた側面の検証が可能となったほか、ブロックレベル、複合ブロックレベル、回路全体と各検証の効率化を実現しているという。
「AFS」は、SPICE精度で従来比5-10倍の高速処理、100万素子以上キャパシティを誇る回路シミュレータで、アナログ/ミックスドシグナル/RF設計向けのノイズ解析オプションも備えている。「AFS Nano」は、「AFS」の廉価版でキャパシティの制限はあるが年間僅か1900ドルという価格で購入できる。
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