2009年3月11日、仮想プロトタイピング向けのESLソリューションを手掛ける米Carbon Design Systems社は、仮想プラットフォーム用のARM Cortex-A9モデルのリリースを発表した。
カーボンの発表によると今回リリースしたのは、ARMのマルチコア・プロセッサ「ARM Cortex-A9 MPCore」と AMBA 3 Interconnect (PL301) matrixを含むARMの周辺回路のIP「PrimeCells」のモデルで、いずれもARMのRTLコードを基に「Carbon Model Studio」で開発したもの。
カーボンは、以前から手掛けていた仮想プラットフォーム向けのモデルを自動生成する環境「Carbon Model Studio」に加え、昨年7月よりARMから受け継いだ仮想プロトタイピング環境「ARM SoC Designer」の開発・販売を開始しており、今回発表したARM Cortex-A9モデルは同環境で利用可能。迅速な仮想プラットフォームの構築とソフトウェアの先行開発に活用できる。
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