2009年2月2日、ザイリンクスは、同社のハイエンドFPGAの次世代版「Virtex-6」ファミリと低コストFPGAの次世代版「Spartan-6」ファミリを発表した。
ザイリンクスによると、次世代版ハイエンドFPGA「Virtex-6」ファミリは同社のASMBL™ アーキテクチャを用いて40nmプロセスで製造される製品で、2009年第2四半期に最初のサンプルを出荷する予定。従来のVirtex-5と比較して最大50%の低消費電力化と20%の低コスト化を実現しており、競合の40nmFPGAと比較して15%の高性能化と15%の低消費電力化を達成。1.0Vのコア電圧で動作し、0.9Vの電源オプションも備えている。
もう一方の次世代低コストFPGA「Spartan-6」ファミリは、実績のある低消費電力45nmプロセスで製造される製品で、すでにサンプル品を出荷中。同製品のウリは低消費電力化で、先進的な消費電力管理技術と1.0 Vコア オプションにより、従来のSpartanファミリと比較して65%の低消費電力化を達成することが可能。I/Oインターフェイスは、3.3V電源系との適合性を備えており、メモリ アクセス バンド幅で12Gbps以上を実現可能で、従来のデバイスの半分以下のシステム コストで低消費電力化を実現し、より環境にやさしい「グリーンな」製品を提供することができるとしている。
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