2009年2月23日、ケイデンスは、検証メソドロジOVMをサポートする e と SystemC のオープンソースライブラリを公開したことを発表した。
ケイデンスとメンターが共同開発した検証メソドロジOVM(Open Verification Methodology)は、SystemVerilog用の検証メソドロジとして開発されたが、元々多言語に対応する環境という思想があり、TLMチャネルを使えばSystemVerilogで記述されたOVMコンポーネントと既存のeまたはSystemCコンポーネントとを簡単に通信させることが可能となっている。
今回ケイデンスが開発したのは、eとSystemCでもOVP対応の検証コンポーネントが開発できるようにするためのライブラリで、これを利用することで eとSystemCのユーザーもOVMの機能や手法の恩恵を手にする事が可能。SystemVerilog、e、SystemCと利用する言語に関わらずOVMという検証メソドロジを活用可能となる。
ケイデンスは開発したライブラリ、サンプルおよびドキュメントをWebサイト「OVM World」上で公開。ライブラリはオープンソース・ライブラリとして誰でも利用できる。
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